[TOCERAM・トーセラム」は当社の登録商標です。
トーセラム素材(耐熱セラミックス)
- 空焚きOK! 過酷な空焚き状態になっても大丈夫です。
鍋の裏底温度は、弱火の状態でも300°Cに達します。
中火の状態では、450°C。ハイカロリータイプの強火状態では600℃近くまで上昇します。
また、熱効率が非常に高い電磁調理器については、空焚き状態で鍋を加熱しますと約5分で450°C(*-1)まで急激に上昇します。
耐熱素材を用いて製造されたトーセラム商品は、このような状態になっても安心してご使用になれます。(注:*-1は社内試験データ)
- 耐熱衝撃温度差700℃ 熱衝撃に強い秘密は、トーセラムに使用されている低膨張原料と配合比率にあります。
トーセラムに使用されている原材料の一つであるペタライト。
この原料を使用することで、熱膨張を極めて小さくすることが可能となり熱衝撃の強さを高めることができます。
さらに安定性を保つためには、ペタライトと他原料との配合比率が大変重要です。
使用状況に応じた製品別ごとに独自の開発で独自の調合方法によりトーセラムは商品化されています。熱衝撃試験 試験成績表
- 食物に効率よい波長領域で安定した遠赤外線を放射します。
遠赤外線は全ての物質から放射されますが、特に食物が吸収しやすい波長領域で如何に効率よく放射されるかがポイントとなります。
トーセラムに使用している素材は低温領域から高温領域及び食物が吸収しやすい波長領域(3ミクロン~10ミクロン)において、安定した遠赤外線を放射し、また、放射率も0.8以上と大変高く、食物に対しても効率よくその効果を発揮します。
遠赤外線の放射率
トーセラム素地の遠赤外線放射データ
赤外線放射温度計による牛もも肉の切断面の温度分布
- 有害物の心配はありません。
トーセラムに使用している素材は、天然鉱石や鉱物を使用しております。
これらの原料を使用して1,250℃の高温で焼成するので有機物は含まれておりません。平成21年8月度より、食品衛生法改正に基づく規格改正に伴い鉛、カドミウムの溶出基準値が大変厳しくなっておりますが、トーセラムはこれらの溶出は認められておりませんので安心してご使用になれます。
溶出試験結果 試験成績表
- 水道水に含まれる塩素(カルキ)を減少させます。
トーセラムに使用している素材は、無数の小さな気孔があります。
この気孔が水道水に含まれる塩素を吸着し美味しい水にします。炭が、臭いを吸着することと同じ効果が、トーセラムに使用している素材でも得ることができます。
残留塩素試験結果
溶出試験結果 試験成績表
- 余熱特性を利用して煮くずれを防ぎ、美味しい調理が作れます。
アルミ及びステンレスの鍋に比べ保温力が優れているので、通常の調理時間より8割程度で火を落としてもらって結構です。
セラミックスの特性である余熱によって、煮くずれを防いで美味しい調理を作ることができます。
余熱特性
- トーセラム素材が持つ保冷効果で軟弱野菜の鮮度をKeep!
ネギや大葉、三つ葉などの軟弱野菜は鮮度を保つのが大変です。トーセラム素材の保存容器に入れて冷蔵庫で保存すれば、鮮度を保って保存することができます。
トーセラム素材(抗菌セラミックス)
- 抗菌セラミックス開発の背景
- 市場
- 昨今では、社会的な衛生意識の高まりの中で、特に食生活における最近の繁殖・増殖やカビの発生を抑制する抗菌性厨房製品(抗菌まな板、抗菌タッパー等)が注目されています。
- 経済産業省・中小企業庁中小ものづくり高度化法
- 平成25年中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業の補助金を受け開発しました。(26長中国発第160号)
- 抗菌製品(陶磁器関係)の現状
- 現在市場で販売されている光媒体を被覆した抗菌性陶磁器製品は、照明灯や太陽光などの光がある状況(環境)では有効な抗菌、防カビ性能が発揮されますが、光がない状況(環境)では発揮できない問題を抱えてdlいます。光が届かない環境、例えば冷蔵庫など光がない環境下でも使用できる、抗菌性陶磁器商品の開発が必要となります。
- 問題解決の手段と今後の展望
- 当社は、この問題を解決するために抗菌効果がある銀と、ほかの原材料を配合した抗菌剤を作成し、この抗菌剤と釉薬を混ぜ合わせ、光がない環境下においても細菌(大腸菌、黄色ブドウ球菌)の増殖や繁殖を防ぐことができる低コストの抗菌性釉薬を開発し、それをセラミックス素材に塗布し焼成することで抗菌性能をもったセラミックス製保存・調理容器の開発と量産に成功しました。
細菌が原因となる食中毒は頻繁に発生しており上記のような観点から開発した抗菌性陶磁器商品は、細菌の繁殖を抑え食中毒のリスクを小さくする商品として大いに期待されます。
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- トーセラム商品に使用される抗菌素材とは…
- 耐熱衝撃特性、遠赤外線効果、余熱特性…トーセラムの持つこれらの特長はそのままに、銀を主成分とした抗菌剤を釉薬に混ぜ合わせ、生地に塗布焼成することで、食中毒を引き起こすとされている「黄色ブドウ球菌・大腸菌」の増殖を抑制する効果を持った素材です。
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- 抗菌剤の成分には有害物の混入はありません。
- 抗菌剤の成分は、抗菌性の銀イオンに粘土鉱物とお茶の成分等の天然物を使用して製造しています。
人体に対しての有害な物質は含まれておりませんのでご安心ください。
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- 抗菌活性値 2.0以上!! 細菌の増殖を防ぎます。
- 食中毒を引き起こすとされている「黄色ブドウ球菌」および「大腸菌」の増殖を防ぎます。
JIS Z 2801「抗菌性試験 フィルム密着法」における試験結果では、大腸菌に対する抗菌活性値は2.9 黄色ブドウ球菌に対する抗菌活性値は2.7と高い抗菌効果を示しております。
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- 光がない環境下でも抗菌効果を発揮します。
- 従来の抗菌製品は、光がない場所では抗菌効果を得ることができませんでした。今回開発したものは、光がない場所でも抗菌効果を発揮することができるので、冷蔵庫などにおいて食品の保存を行うのに最適です。
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- 食材が直接触れる面に抗菌釉薬を塗布しています。
- 食材が増える内面に抗菌性釉薬を施しているので、食材が触れている部分からの細菌の増殖を抑制することができるので、衛生面においてより良い状態で食材を保存することが可能となりました。
- 長崎県窯業技術センターとの共同開発により出来上がりました。
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- 細菌の増殖を抑制し鮮度を保つ保存容器への応用
- 遠赤セラミックスの保冷効果で、軟弱野菜やフルーツなどの保存に使用されている「トーセラム素材」。
この素材に抗菌剤を混ぜ合わせた釉薬を塗布することで、細菌の増殖を抑制する保存容器の開発に成功しました。
トーセラム素材((電子レンジ調理用 耐熱セラミックス))
- 電子レンジを使って、焼く・煮る・炊く・蒸すができる電子レンジ用調理器具です。電子レンジを使って調理する大きなメリットは、時間の調節と出力の設定で誰でも簡単に調理することができることです。
独自開発のトーセラム素材をベースに電子レンジより照射されるマイクロ波が素材に触れると、素材自体が発熱するように開発しております。素材自体が発熱することにより、調理物は直火で調理したものに近い食感に料理が仕上がります。 -
- 火を使わないので安全にご使用になれます。
- ご年配の方および女性の方などに配慮し、少ない量でも確実に調理できるサイズとなっていますので、食材を無駄にすることはありません。
電子レンジから照射されるマイクロ波を吸収すると、調理器本体が発熱して調理することができます。
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- 食材を入れてタイマーセットすればOK!
- ガス火のように、つきっきりにならなくても大丈夫。少量の分量を調理できるのでお弁当のおかず作りなどの忙しい時間を短縮できて大変重宝します。
- 個食対応型の調理器もラインナップに並べております。